労働審判をすることになった。最長で3回審議があり、お互い納得できない



なら裁判となる。その時の心境は逆に裁判になったらどうしようかと不安だった。



がやると決めたんだ。

 
 


  当日は霞が関の裁判所の1階で弁護士さんと待ち合わせ。





椅子に座っていると社長に声をかけられた。優しい声で仕事見つかったか?





無視してやった。今から戦うんだ。気持ちを乱されては困る。

 
 

 6階の部屋の1室に入った。中にいたのは、32歳くらいの綺麗な女性。






この人が裁判官あと2人は50代後半くらいのおじさん。この2人は審議官か。






女性の人が労働契約書はありますかと?




社長はないと。なぜないのかと社長は責められていた




働いていた頃、社長に労働契約書を作ってくれた頼んだことがある。




彼に言われた。労働契約書は本来、派遣社員やアルバイトの人たち




とするものだ。正社員と労働契約書を作る会社はほとんどないと。




そんなものを作ったら君のほうが不利になるよと。そんなこと常識だよと





今思えば作ってもらわなくても良かった。労働契約書がなくて責められている





のは社長なんだから。
労働契約書がない場合、どれが労働契約書になるのか?




それはハローワークの求人票だった
。ハローワークでは過去2年分の求人票をデーター




として保存していた。女性の審議官にハローワークの求人票を見せた。社長は大阪で採用




して東京に私が転勤になったから労働条件が大阪での求人票と違うと言うではないですか?




東京での勤務は大阪よりも長い労働時間でハローワークに求人票を出していると。





わたしは、この会社が東京のハローワークに出している求人票も、ハローワークから





取り寄せてた。働く時間帯は大阪と全く一緒だ。社長は何も




反論できなかった





  この裁判の判決を決めた一番大きな部分は残業代の計算書だ。





社長側の弁護士が会社側の有利なやり方で残業計算をして残業代は70万





なので、これ以上払う必要はないという計算書を事前に裁判所に提出していた。





 この書類の計算が間違っていたのだ。
うちの弁護士、立花さんは、その間違いを




気ずいていて正しく計算された書類をもってきていた。いや彼を選んで良かったと




心から思ったよ。
この計算書ではあと110万は支払わないといけないみたいだ。




女性の審議官に私と立花弁護士に少し席を外してくださいと。

 


 立花弁護士に言われた。先に席を外してくれと


言われた場合、勝ててますと。多分、社長さんらは支払わないと裁判に




持ち越され、さらに悪い状況になると裁判官に言われてますと。




結局、社長が折れて残り110万を支払うことになった。勝った。嬉しかった。




何人かの労働監督署の職員と話をし、10人以上の弁護士の意見を聞





いたり、ネットで勉強したり。最終的には良い労働監督署の職員と会え、





よい弁護士と会え、ちゃんと準備したのが良かったんだ。







逆に訴えられるのか不安だったが、勝てて良かった。




 立花弁護士に言われたが、敗訴しても払わない会社もあるとのこと。




その場合、その会社の取引会社に請求することもできるとのこと。取引





会社に請求が行く場合、会社として信頼がなくなるので、だいたいの会社は




支払うとのこと。










(*)読んで頂きありがとうございます。
批判でも何でもいいんで、コメント頂ければ幸いです。

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